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K4nAのぶろぐ

かなのぶろぐ。 かなの徒然な日々を綴る。 ネトゲを中心にノンジャンルで提供していく、そんな予定。

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RAGEクリア、感想

発表から4年を経て10月4日リリースとなったRAGEの感想。
■メタスコア80点、理由は?
2011-10-12_00001.jpg本作は10月16日現在メタスコア80点となっている。
DOOM,QuakeなどFPSプレイヤーならば知らない人は居ない名作を数多く世に出してきたidの新作にしては低い点数だ。
理由は比較的簡単で、事前に公開されていた情報ほど出来ることが多くは無かったと言う点が挙げられる。
事前情報ではBorderlandsのようなFPSとRPGの融合を目指した作品で、オープンワールド気味で、街で様々なクエストを請け負い、車を乗り回して何処にでも行ける。
なんて事が書かれていた訳である。当然噂の域を出ない物もあったが、全体的にスケールの大きい事が示唆されていた。
しかし蓋を開けてみればどうだろう?事前情報は大きく外れてはいなかったが、期待されていたほどスケールの大きい物では無かった。
2011-10-12_00002.jpg
もう一つ。
大手海外レビュアーが口を揃えて書いていたストーリーに関してだ。
これは個人的なFPS観だが、私はFPSにそもそもストーリーなんて要らないと思っている。
重厚なストーリーのゲームが遊びたければAVGなりRPGなりを遊ぶべきだ。
FPSはシューティングであり、アクションだ。優れたアクションに優れたストーリーが必ずしも必要だと思わない。シューティングも同様だ。
その前提で話をすれば、海外レビュアーの意見はただ重箱の隅をつつくような物だと言って良い。


■肝心のシューティング、アクションは?
2011-10-12_00003.jpgこれは比較的良く出来ていると言って良い。流石idだ。
カヴァーを利用し、こちらがカヴァーに隠れればHEを投げ、劣勢になれば一度引いて体制を立て直すAI。
被弾した部位を中心に仰け反り、軽めながらしっかりとした反動があり、手応えのある射撃感。
近接攻撃を仕掛けてくる敵と、射撃攻撃の敵のバランス。
昔ながらのスポーツ系FPSのsingleらしく、多種多様な武器を同時に持って移動でき、それらを使いこなす面白さは相変わらずだ。
ガジェットも様々ある。CoD:BOをリスペクトしたかのようなRCカーボム、DOOM3に出てきた蜘蛛型タレットにそっくりなロボット、首チョンパのウィングスティック。
しかし、こういったガジェット類もマルチプラットフォームの弊害で、4つまでしかクイックスロットに入れられない。
更に万が一、敵にやられても電気ショックで復活でき、そうそうゲームオーバーにはならない難易度。

肝心のFPS部分は非常によく出来ている。
しかし、どう考えてもマルチプラットフォームのせい、としか思えない部分が足を引っ張っている。
一度に出てくる敵の数が少なく、折角様々なガジェットがあるのに使いこなせないUI、全体的な難易度の低さ。Nighjtmareでヌルゲーってどういう事よ。

■ストーリー
2011-10-12_00004.jpg一応ストーリーにも触れておく。
基本はお使いばかりである。クライアントに話かけ、新しい依頼を受け、それをクリアしたらまた新しいクライアントの元へ。
サブクエストやミニゲームなど、寄り道の要素もあるにはあるが、いずれも底が浅い。

コールドスリープから目覚めた主人公が降り立ったのは、遙か未来の地球。
探索開始早々ミュータントに襲われた所を通りがかりのおっさんに助けられる。
それが縁となり彼の依頼を引き受ける事になるが……。

というのが冒頭。あまりにも引きが弱い上、説明不足極まりないが、思い返してみれば昔のFPSはみんなそうだった。

■レースと車
RAGEのもう一つの売りとして車の登場とそれを利用したレースが取り上げられている。
初めに断っておこう。RAGEはFPSだ。
その上で評価するのであれば息抜きとしてはよく出来ている。

そして車はあくまでも移動手段。途中出てくる邪魔な敵は障害物だ。

それだけだ。それだけ。

■総評
2011-10-14_00003.jpg要所要所を見ていけば、十分な見所があるものの、全体像として見ると劣化Borderlandsな印象となる。
RPG+FPS、オープンワールドなゲーミング等、目指した所が近いうえ世界観が似ている為だろう。
だが、実際遊んでみればRAGEの方がより純粋にFPSをしている事は明白だ。そしてそれ故にオープンワールドな部分やRPGの部分が弱くなってしまった物と思われる。
このゲームの残念な点は昔ながらのidらしいゲーム作りを根幹でしながら、上っ面だけを昨今の軽い作品にしてしまった点にある。
最近のFPSに比べればFPSとしてはよく出来ているが、最近のFPSが力を入れている+αの部分があまりにもおざなりになっている。
結果的に世界観が希薄で薄っぺらになり、ストーリーが弱いと批判される。
根本のシューティング、アクションの面白さはRAGEの方が優れているのに、である。
確かに上記したようにマルチプラットフォームにより、幾分FPSとしての面白さが阻害されている部分はあるが、それでもだ。
それでも例えば最近の作品、RAGEよりもメタスコアの優れているCrysis2やCoDシリーズよりも遙かにFPSとして、シューターとして、アクションとして面白い。
昔ながらの本当にFPSとして面白い、FPSだけが面白い作品でいいのであれば買いだろう。

ただ、日本価格$80はボッタクリすぎだと思うけどね。


 
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HN:
K4nA
性別:
男性
職業:
社壊人
趣味:
広く浅く色々と
自己紹介:
最初のFPSは初代CoD。続けてMoHやSoF2を経験。
初代CoDのマルチが酷過ぎた事もあり、この段階ではFPSのマルチを本格的に遊んでいなかった。
その後AoE3やsimcity、Civ3等のStrategyにハマりFPSから遠のく。
韓国産のFPS?と言う事で触ってみたSAで本格的にFPSのマルチプレーにハマり現在に至る。
がっつりSC2行きます。
HN:K4nAの由来はニライカナイから
ニライカナイ=>カナ=>K4nA
ニライカナイは沖縄や奄美諸島に伝わる他界概念のひとつ。
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