■Dryadの戦力及びコスト評価
基本戦力はかなり低め。最初期UnitのArcherと同程度。
攻撃力、防御力共に同数である。しかしArcherよりも機動力、HPで勝る上、なんと言ってもSlow Poison、Spell Immunityが強力。
Slow Poisonは5秒間の間、8dmg/sに加え機動力50%Dawn、攻撃速度25%Dawnの効果がある。
Spell Immunityは一切のMagic攻撃を受け付けない。
それぞれが非常に強力なSkillである。
それに加え、研究を進めることによりAbolish Magicを獲得できる。
これはDispelと殆ど同じ効果で、相手の召喚にダメージを与えたり相手のbuffやこちらのdebuffを解除してくれる。NEにとって召喚に対する有効な攻撃手段は少なく、Wispの自爆による範囲Dispel攻撃しか存在しないため、Dryadは貴重なDispel要員でもある。
これらの実用的なSkill群の中でも特筆物なのが、Slow Poisonである。Heroの弱体化は勿論、Hero Killや追撃戦での一体でも多くの敵Unitの撃破等、実に多彩な場面で生きてくる万能Skillだ。
これだけ有用なSkillが揃っていながらもコストはGold145Wood60Food3と安価で費用対効果にも優れており、非常にまとまったUnitである。しかし、それ故にver1,22Patchでは弱体化がなされ、Dryadが死んだときに相手Heroに入るExpが1.5倍に修正された。
それにより、運用には大きなリスクが生まれたがDryad自体の有用性は変わらない。
■Dryadの運用とUnitの相性
前項でも触れたが、現在ver1,22環境において、それ以前と比べDryadのExpが1,5倍になった。それによりver1.21以前よりも更に綿密な計画と運用が要求される。
Dryadは主にSpell ImmunityのSkillにより、Anti Spell Caster Unitとして運用される他Anti Air Unitとしても運用される等、その役割と運用方針は多岐に渡る。
しかし、いずれの場合も運用にはリスクを伴い、中途半端な運用を行えば相手Heroの恰好の餌と成りかねない。
そのため基本ではあるが小まめな偵察は欠かせない。相手がSpell Caster UnitあるいはAir Unitを出そうとしてる事に気づいたらその時点で生産を始めるべきだ。
逆説的に言えば、それ以外ではHero Killまたは、Dispel要員としての必要最低限の数での運用でも十分だと言える。これであればリスクを減らせるため運用も安定しやすい。
Dryadは強力なUnitではあるが無計画な大量生産は自分の首を絞めかねないため運用には注意が必要だ。
■T3以降
T3以降は運用方針を変え大量生産大量運用が可能になる。
その最たる理由はBearである。T3に入りDruid of the ClawはBearに変身可能になる。
そうなると前衛は一気に厚みを増し、後衛となるDryadがやられる可能性が激減する。そしてそれにより、数を揃えて運用が可能になる。DryadはT2、T3を問わず使える万能Unitなのである。